三川内皿山が生んだアニメーション美術の巨匠

椋尾篁という人物に関して研究し始めたのは、およそ８年前。

当時、Yahoo!が運営するブログ(現在は終了)で、同じ趣味を持った人達のブログを読んでるうちに、自身もブログを立ち上げてみようと思った事が、椋尾さんを取り上げるきっかけでもありました。

しかし、ブログを立ち上げてはみたものの、なかなか新しい話題を提供出来ず、とりあえず自分が住んでいる「佐世保」という街を紹介してみよう、という事で、まずは佐世保に所縁のある人物を取り上げ、掲載しました。

小説家の村上龍や、元プロ野球選手の城島健司、佐世保に所在を置く某駅の構内で働いていた歌手の藤井フミヤやクリスタルキングなど、自分が好きだった思い出深い人物を中心に次々と紹介し、最後に取り上げたのが椋尾さんでした。

しかし、椋尾さんに関する知識が乏しく、アニメ「母を訪ねて三千里」で何かしらの担当をなされていたくらいの情報しか持ち合わせてなかったので、とりあえずネット検索。
そこには「鉄腕アトム」を始め、1970年代から90年代にかけて、名だたるアニメの美術背景を担当しつつも、54歳の若さで他界されている事がわかり、現在は奥様である椋尾圭子さんがスタジオを継がれているという情報だけを得る事が出来ました。

その後、地元の産業でもある「三川内焼」の窯元の案内ブログを開設したのを機に、地元のガイドブックに掲載された、アニメ「銀河鉄道999」のモデルになったという「大神宮」の石段の説明文を知った事が、「椋尾篁」の研究を始めたきっかけです。

その後、椋尾さんの身内の方が展覧会開催に向けての打診はされたものの、開催には至っておらず、何とか開催に向けての努力はしているのですが、なかなか難しいのが現状です。

※画像は劇場版アニメ「銀河鉄道999」で、999号の発射台をイメージされたという逸話が残る、「大神宮」神社の石段と、

自主制作映画「セロ弾きのゴーシュ」で登場する山のモチーフになった西岳(隠居岳)の眺望です。

椋尾篁プロフィール →https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%A4%8B%E5%B0%BE%E7%AF%81